東京都の郊外で、屋外飼育のまま増えてしまったうさぎたちの保護が続いています。
ふじみ野うさぎハウスでは、この現場から保護されたうさぎたちを受け入れ、医療、日々のケア、そして里親さんへつなぐための活動を進めています。
今回、私たちはこの子たちの命とその後の暮らしを支えるため、クラウドファンディングを開始しました。
https://syncable.biz/campaign/9898

今回の保護について
この現場では、小屋に存在していたうさぎが少なくとも36匹確認されています。
これまでに、
- 先行保護:3匹
- 6月4日:17匹を保護
- 7月7日:13匹を保護
を行ってきました。
また、前回別小屋で確認されていた子うさぎ1匹は、今回訪問時にはすでに姿が確認できませんでした。
現在もなお2匹が現場に残っており、さらに現場の構造上、まだ確認できていない個体がいる可能性も否定できません。
ふじみ野うさぎハウスでは、この一連の保護の中で受け入れを行い、保護後の生活を支える役割を担っています。
現場から助け出すだけでなく、その後をきちんと支え、新しい家族へつなげるところまで責任を持って向き合っています。
現場で起きていたこと
現場は、倉庫沿いに作られた小屋や屋根のない小屋など、現代の基準から見て適切な飼育環境とは言えない状態でした。
雨が降れば地面はぬかるみ、外敵が侵入できる状況もあり、長期間にわたる繁殖も続いていました。
保護した子たちの中には、
- 強い衰弱が見られる子
- 下痢や口元のただれが見られる子
- 重度の口腔トラブルを抱えていた子
もいました。
また、保護したメスの中には妊娠していた子も確認されており、繁殖の連鎖を止める必要もありました。
一方で、私たちはこの問題を、飼育者個人だけを一方的に責める形で捉えるべきではないとも感じています。
飼育者の方は高齢で、今のように適正飼育の情報が広く共有される時代とは異なる世代を生きてこられた方です。実際に、その方なりに手間をかけて世話をしていた様子もありました。
だからこそ今回の問題は、単純に「悪質な飼育者がいた」という話ではなく、高齢の方が新しい飼育情報や適正飼育の知識にアクセスしづらい社会構造の問題とも深く関わっていると感じています。
うさぎの保護は、動物福祉の問題であると同時に、情報格差や高齢化といった社会課題とも密接につながっています。
ふじみ野うさぎハウスが担っていること
ふじみ野うさぎハウスは、保護が必要になったうさぎたちを受け入れ、医療・飼養・社会化・譲渡までを見据えて支えていく活動を行っています。
うさぎは小さな動物ですが、保護したあとには、
- 医療費
- 食費
- 衛生管理費
- 環境整備費
- 搬送費
- 消耗品費
など、想像以上に多くの負担がかかります。
今回の保護でも、ご協力いただいている動物病院のご尽力により、保護した全匹に対して無償で去勢・避妊手術を施していただいています。
これは繁殖の連鎖を止めるうえで非常に大きな支えです。
ただし、必要なのは手術だけではありません。
保護前後の診察、投薬、駆虫、体調管理、牧草やペレットなどの食費、トイレ用品やペットシーツなどの消耗品、清掃用品、搬送費、受け入れ環境の整備費など、継続的に多くの費用がかかっています。
保護された子たちは、清潔な環境、十分な牧草と食事、水、落ち着ける空間の中で、少しずつ本来の状態を取り戻していきます。
ふじみ野うさぎハウスは、保護して終わりではなく、その子が安心して過ごし、必要な医療を受け、最終的に新しい家族へつながっていくまでを支える場所でありたいと考えています。
なお、今回保護した子のうち7匹は、すでに新しいご家族へつなぐことができました(2026年7月12日現在)。
それでも、保護活動はここで終わりではありません。今いる子たちの継続ケアと、残る子たちの保護完了まで、責任を持って取り組んでいきます。
クラウドファンディングについて
今回のクラウドファンディングの目標金額は、110万円です。
これは、ふじみ野うさぎハウスとしてこれまで活動してきた中で、1匹を保護してから譲渡につなぐまでに平均約3万円の費用がかかっているという実績をもとに算出したものです。
今回は、これまでに保護した33匹に加え、現在も現場に残る2匹の保護とその後のケアまでを見込むと、単純計算で約105万円が必要になる見込みです。
さらに、クラウドファンディングの手数料等も発生するため、目標金額を110万円に設定しました。
もし目標金額を超えるご支援をいただけた場合には、今回保護したうさぎたちの継続ケアに加え、今後発生する屋外保護や緊急保護案件の資金として、大切に活用させていただきます。
ご支援の使い道
今回のご支援は、去勢・避妊手術そのものの費用ではなく、保護した子たちを安全に回復させ、譲渡までつなぐための費用に充てさせていただきます。
具体的には、
- 保護後の診察・治療・投薬などの医療費
- 駆虫や衛生管理にかかる費用
- 牧草、ペレット、サプリメントなどの飼養費
- ケージ、トイレ用品、ペットシーツ、清掃用品などの消耗品費
- 搬送費
- 受け入れに必要な備品費
- 追加保護・再訪問に向けた準備費用
- 里親募集までの継続ケア費用
などに活用いたします。
最後に
私たちは、保護の現場を見るたびに、助け出すことの大切さと同時に、その後を支え続ける責任の重さを痛感しています。
うさぎは小さな動物ですが、命の重さは決して小さくありません。
今回も、ただ「かわいそう」で終わらせず、一羽一羽を医療につなぎ、安心できる生活へつなぎ、最終的に新しい家族へ託すところまでやりきりたいと思っています。
どうか、この子たちのこれからを一緒に支えていただけたら嬉しいです。
詳細は、下記のクラウドファンディングページをご覧ください。
